次期戦闘機「国民の理解を」=予算執行「秋のレビュー」―河野行革相

政治・外交

政府の予算執行の無駄や効果を有識者らが点検する「秋のレビュー」が14日午前に行われた。前防衛相の河野太郎行政改革担当相も参加し、航空自衛隊F2戦闘機の後継となる次期戦闘機の調達などを議論。河野氏は「万が一のため、台湾有事、尖閣有事にどう備えるのかをしっかり国民に説明して理解をいただくことが不可欠だ」と強調した。

河野氏は「中国の防衛予算が非常に急なスピードで拡大し、日中間の戦力の格差が大きくなっている」と指摘。陸海空自衛隊の人員・予算について「過去の割合を引きずるのではなく、これから先、何が必要かという見直しを大胆にやっていく」と語った。有識者からも国民への情報公開を求める意見が出た。

次期戦闘機について、防衛省は2035年の配備開始を目指し、21年度予算の概算要求に開発経費など772億円を計上した。

14日は日本原子力研究開発機構の原子力事業も検証した。新型転換炉「ふげん」(福井県敦賀市、廃炉作業中)の使用済み核燃料の海外搬出に関し、河野氏は「直接処分した方が安いのであれば、直接処分ができるまでどこに保管するのかを決める、そういう選択肢の議論をしないまま楽な方を目指すのは極めて予算の無駄遣いと言わざるを得ない」と批判した。

この日は農産品の輸出促進策、地方インフラ(下水道・道路)の総合的整備も取り上げる。12日にスタートした秋のレビューは15日まで行われる。

航空自衛隊のF2A戦闘機=2017年9月、青森県三沢市航空自衛隊のF2A戦闘機=2017年9月、青森県三沢市

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