エルトゥールル号遭難、国史跡に=沖縄・北谷城跡も―文化審

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文化審議会は20日、オスマン帝国の軍艦エルトゥールル号の遭難に関する遺跡(和歌山県串本町)や、北谷城跡(沖縄県北谷町)など12件を史跡に、知恩院方丈庭園(京都市)など3件を名勝に指定するよう文部科学相に答申した。

史跡に指定されるのは、エルトゥールル号が衝突した岩礁「船甲羅」や、犠牲者が埋葬された「遭難者墓地」などで、日本とトルコの国際交流や慰霊の歴史を明らかにする貴重な遺跡と評価された。遭難遺跡の史跡指定は初めてという。

同艦は1890年、日本からの帰路で台風に遭い、紀伊大島沖で座礁。587人が死亡したが、地元住民が69人を救助した。

北谷城跡は13世紀後半から16世紀前半にかけ、沖縄本島西海岸沿いの丘陵に築かれたグスク(城)跡。今年3月に返還された米軍キャンプ瑞慶覧の一部に含まれていた。

文化審はまた、新潟県糸魚川市から静岡市に至る長さ約250キロの断層帯「糸魚川―静岡構造線」のうち、糸魚川市根知の断層露出部など、天然記念物3件を答申した。同構造線では2001年、山梨県早川町新倉の断層露出部が天然記念物に指定されている。

軍艦エルトゥールル号が衝突した岩礁「船甲羅」。遭難に関する遺跡として国史跡に指定される(串本町教育委員会提供)軍艦エルトゥールル号が衝突した岩礁「船甲羅」。遭難に関する遺跡として国史跡に指定される(串本町教育委員会提供)

国史跡に指定される沖縄県北谷町の北谷城跡(北谷町教育委員会提供)国史跡に指定される沖縄県北谷町の北谷城跡(北谷町教育委員会提供)

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