「通常医療と両立困難に」=重症者増加に危機感―都専門家会議

政治・外交

東京都は26日、専門家を交えた新型コロナウイルスのモニタリング会議を開いた。都内では新規感染者の急増に伴い、入院患者が大幅に増加。出席した専門家は、重症患者がさらに増加する恐れがあると指摘し、「今後通常の医療体制との両立が極めて困難になる」との危機感を示した。

都内で確認された25日時点の新規感染者数(7日間平均)は、18日時点の325.7人から399.6人となり過去最多となった。重症化リスクの高い65歳以上の高齢者も、17~23日は計390人確認され、前週の計274人から大幅に増加した。

26日時点の重症患者数は60人となり、18日時点の39人から急増。会議に出席した東京都医師会の猪口正孝副会長はさらに増える可能性を示し、「冬は脳卒中など通常医療の入院患者が増加する時期だが、予定された手術や救急の受け入れを制限せざるを得なくなる」と訴えた。

25日時点の入院患者数は、前週から207人増え1561人となった。猪口副会長は「各病院で中等症以上の患者の占める割合が多くなっている」と話し、緊急性の高い重症者らの入院調整が難航している現状を報告した。

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