困窮留学生に食料支援を=米やカップ麺、金銭援助より「早く、多く」―新型コロナ

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新型コロナウイルスの感染拡大で、生活が困窮する留学生にレトルト食品やカップ麺などの食料を送る活動が全国に広がっている。関係者は「金銭的な援助より早く、多くの学生を支援できる」と意義を強調。「クリスマスプレゼントをもらった気分」と喜ぶ学生も多い。

福岡県国際交流センターによると、コロナ禍で母国からの仕送りが滞ったり、アルバイトができなくなったりして生活に苦しむ学生は、私費留学生を中心に急増。「スパゲティを買うかどうか悩んだ」などと悲痛な声も寄せられるという。

「すごい。いっぱい入ってる」。中国からの留学生で、福岡大経済学部2年の馬晏彬さんは25日、同センターから送られたレトルトカレーやカップ麺が入った袋を受け取り、声を弾ませた。

センターは8月、県内の私費留学生に米やレトルト食品、乾麺などを配布する活動を始めた。毎月100人に配る食料は、地元企業や自治体に寄付を呼び掛けて確保。支援の輪は月を追うごとに広がり、11月は、配布対象を400人に拡大できるほど集まった。

先端技術の調査研究などに取り組む柿原科学技術研究財団(福岡市)は、同センターの呼び掛けに応じた団体の一つ。「多くの留学生を支援できる」と100万円相当の食料を寄付した。熊本勝久専務理事は「奨学金による支援では選考に時間もかかる上、数人しか助けられないと思った」と語る。

日本学生支援機構によると、国内の留学生は昨年5月時点で31万人。食料支援の動きは各地に広がっている。新潟食料農業大(新潟県胎内市)は10月、対面授業の開始に合わせ、アジアからの留学生ら約70人に米や缶詰を配布。岡山大(岡山市)も11月、教職員が寄付した米や小麦、レトルト食品をアフリカや中国からの留学生約100人に届けるなどしている。

寄付された食料品を確認する福岡県国際交流センターの職員=11日午後、福岡市中央区寄付された食料品を確認する福岡県国際交流センターの職員=11日午後、福岡市中央区

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