流行語大賞は「3密」=コロナ関連入選多く―「鬼滅」「あつ森」も
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今年の世相を反映した言葉を選ぶ「2020年ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)が1日、東京都内で発表された。年間大賞には、新型コロナウイルス感染対策のキーワードとして浸透した「3密」が選ばれた。
トップテンには他にもコロナ関連の新語・造語が入選。政府が全世帯に配布した布マスクをやゆした「アベノマスク」、疫病を治めるとされる妖怪「アマビエ」、落ち込んだ経済の回復を狙った消費促進策「Go To キャンペーン」が入った。
コロナ禍の閉塞(へいそく)感の中で、明るい話題も。映画化された作品が歴代興行収入2位を記録するなど、社会現象となった漫画「鬼滅の刃」が入選した。
外出自粛に伴う巣ごもり需要の高まりを受け、世界的にヒットした任天堂のゲームソフト「あつ森(あつまれ どうぶつの森)」、動画配信され韓流ブーム再燃のきっかけとなったドラマ「愛の不時着」も選ばれた。
一方、延期された東京五輪・パラリンピック関連の用語はなかった。
殺到する報道陣に「密です」と連呼するなど、「3密」の知名度アップに貢献した東京都の小池百合子知事は表彰式にリモート出席。「『密』に対する皆さんの意識が高まってコロナの対策が進んでいる」とあいさつし、感染対策へのさらなる協力を呼び掛けた。
新語・流行語大賞は37回目。30語の候補の中から杏林大教授の言語学者金田一秀穂さん、コラムニストの辛酸なめ子さん、女優の室井滋さんら7人の選考委員がトップテンと年間大賞を選定した。
「2020ユーキャン新語・流行語大賞」に「3密」が選ばれ、オンラインで感想を述べる東京都の小池百合子知事=1日、東京都千代田区
「2020ユーキャン新語・流行語大賞」に選ばれ、写真に納まる受賞者ら=1日、東京都千代田区
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