国立印刷局職員2人逮捕=コロナ給付金詐取容疑―警視庁

社会

新型コロナウイルス対策の国の持続化給付金を詐取したとして、警視庁捜査2課は2日、詐欺容疑で、いずれも独立行政法人国立印刷局(東京都港区)職員の大保勇也(21)=埼玉県川口市芝下=、椎葉崚(20)=北区滝野川=両容疑者を逮捕した。2人は容疑を認め、「自分で申請した」などと供述しているという。

国立印刷局の職員は国家公務員。同課によると、持続化給付金の詐取容疑で国家公務員が逮捕されたのは全国初という。

逮捕容疑は6月、個人事業主を装い、虚偽の確定申告書を提出するなどして中小企業庁に持続化給付金を申請し、計200万円をだまし取った疑い。

同課によると、2人は印刷局で働く同年代の職員数人に不正受給の方法を指南していたという。大保容疑者はインターネット交流サイト(SNS)を通じて外部の数十人にも指南しており、手数料を受け取った可能性がある。

国立印刷局は財務省所管の独立行政法人で2003年設立。紙幣や切手、パスポートなどの印刷を行っている。

持続化給付金をめぐっては、これまでに大阪国税局OBの元税理士や沖縄タイムス社(那覇市)の元社員らが詐欺容疑で逮捕されており、全国的に不正受給による検挙が相次いでいる。

国立印刷局の話 職員が不正受給容疑で逮捕されたことは誠に遺憾で、国民の皆さまに深くおわびする。速やかに事実関係を調査し、事実であれば厳正に処分を行う。

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