ドンキ前社長を逮捕=自社株購入不正推奨の疑い―TOB公表前・東京地検

社会

ドンキホーテホールディングス(現パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス)が関わったTOB(株式公開買い付け)をめぐり、TOB公表前に知人に自社株取引を勧めたとして、東京地検特捜部は3日、金融商品取引法違反(取引推奨)容疑でドンキ前社長の大原孝治容疑者(57)=東京都港区=を逮捕した。特捜部は認否を明らかにしていない。

逮捕容疑などによると、大原容疑者は社長在職当時、ドンキと流通大手ユニー・ファミリーマートホールディングス(現ファミリーマート)が連携強化策として、ユニーファミマによるドンキ株TOB実施を公表する前の2018年9月上旬から下旬ごろ、知人のパチンコ会社社長に利益を得させる目的で、自社株の購入を複数回勧めた疑い。

TOB実施は同年10月11日に両社が公表した。ドンキの株価はそれまで5000円台で推移していたが、公表後は6000円台後半まで上昇した。知人は勧めに応じて計7万6500株を約4億3000万円で購入。公表直後に売却し、多額の利益を得ていたという。

金融商品取引法違反容疑で前社長が逮捕されたパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(旧ドンキホーテホールディングス)本社のあるビル=3日午後、東京都目黒区金融商品取引法違反容疑で前社長が逮捕されたパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(旧ドンキホーテホールディングス)本社のあるビル=3日午後、東京都目黒区

ドンキ前社長の大原孝治容疑者ドンキ前社長の大原孝治容疑者

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