横田基地騒音訴訟、賠償確定=飛行差し止めは認めず―最高裁

社会

米軍横田基地(東京都福生市など)の周辺住民が、国に夜間・早朝の航空機の飛行差し止めと、騒音被害に対する賠償を求めた訴訟で、最高裁第2小法廷(菅野博之裁判長)は住民側の上告を退ける決定をした。9日付。飛行差し止めは認めず、過去の騒音被害のみを認定して国に計約7億6800万円の支払いを命じた二審判決が確定した。

一審東京地裁立川支部は2017年10月、「騒音で日常生活の妨害などが発生している。国は米軍に実効性のある働き掛けをしていない」と指摘。他の同種訴訟と同じく、航空機騒音の基準「うるささ指数」(W値)が75以上の地域で過去の騒音被害を認め、国に総額約6億1800万円の賠償を命じた。将来分の被害に対する請求と、飛行差し止めは退けた。

二審東京高裁は19年6月、75W以上の地域について、一審判決から控訴審結審日までの被害額を上乗せした賠償を認定。一審同様、飛行差し止めなどは認めなかった。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 裁判 社会 日本 東京都