今年の漢字「密」=コロナ下の生活反映―京都・清水寺

社会

漢字1文字で今年の世相を表す「今年の漢字」に「密」が選ばれ、京都市東山区の清水寺で14日、森清範貫主が揮毫(きごう)した。新型コロナウイルスの感染防止策として多くの人が意識しながら行動したことや、遠方の友人らとバーチャルに会う機会が生まれ、人との関係が密接になったことなどを反映した。

発表は今年で26回目。日本漢字能力検定協会(同市)が全国から募集し、票数の最も多かった漢字が選ばれる。今年は20万8025票の応募があり、「密」は2万8401票を獲得した。

2位には、新型コロナに加え、熊本豪雨などの災害や東京五輪延期などを表す「禍」が入った。「禍(わざわい)を転じて福となす」ことで、来年は良い年になってほしいとの願いも込められた。3位は、医療を支える病院関係者への感謝も表す「病」だった。

森貫主は「密には親しむという意味が込められている。お互いに絆で結び合い、親密に語り合う中で、さらにしっかりとしたつながりを持っていきたい」と話した。

揮毫された漢字は23日まで清水寺で一般公開され、24日からは漢字ミュージアム(同市)に展示される。

2020年の「今年の漢字」に選ばれた「密」を揮毫(きごう)する清水寺の森清範貫主=14日午後、京都市東山区(代表撮影)2020年の「今年の漢字」に選ばれた「密」を揮毫(きごう)する清水寺の森清範貫主=14日午後、京都市東山区(代表撮影)

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