9年9カ月経て身元判明=震災で不明86歳女性―宮城

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宮城県警は17日、東日本大震災後に金華山南東沖約20キロで見つかった遺体について、震災で行方不明になっていた同県石巻市松原町、阿部清江さん=当時(86)=と判明したと発表した。遺骨は震災から9年9カ月を経て、21日に遺族に引き渡される。震災による宮城県内の身元不明遺体は6人となった。

県警によると、遺体は2011年4月3日、沖合で海上自衛隊のヘリコプターが発見したが、DNA型で身元は判明しなかった。発見場所から被災場所を推定する「マッピングポインティング」などで遠縁の親戚を見つけ出し、女系親族に引き継がれるミトコンドリアDNAの鑑定で特定した。

阿部さんは当時、市立雄勝病院に入院中で、入院患者40人と職員24人が津波の犠牲となった。県警によると、遺族は「長い年月がたった今でも捜し続けてもらい感謝している。供養できることを大変うれしく思う」と話したという。

身元が判明した阿部清江さん(宮城県警提供)身元が判明した阿部清江さん(宮城県警提供)

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