経産省、東レ子会社に警告=中国で炭素繊維流出

経済・ビジネス 政治・外交

経済産業省は22日、大手繊維メーカー、東レの子会社「東レインターナショナル」(東京)に対し、厳正な輸出管理の徹底を求める警告を行った。中国に輸出した炭素繊維の一部が正規の取引先以外の事業者に流出していた。警告は外為法の運用に関する行政指導に当たる。

不正に流出した炭素繊維は航空機の材料などに用いられ、軍事転用が可能なことから輸出規制の対象になっている。経産相の許可を得た取引先にしか提供できないが、同社が輸出した炭素繊維が無断で別の複数の事業者に数年間渡っていた。

経産省は、顧客や用途の確認を現地社員らに一任するなど管理体制に不備があったと判断した。東レ側は22日に再発防止策を提出した。

中国で採用された従業員が炭素繊維を横流ししていた疑いが強いという。東レインターナショナルはこの従業員を懲戒解雇した。法的措置も検討する。同社は警告を受けて「再発防止に向けて厳正な輸出管理に取り組む」とのコメントを出した。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 情報開示 通商政策 中国 日本