案里被告、来年1月21日判決=弁護側が無罪訴え結審―東京地裁

社会

昨夏参院選をめぐる大型買収事件で、公選法違反(買収、事前運動)罪に問われた参院議員、河井案里被告(47)の公判が23日、東京地裁(高橋康明裁判長)であり、弁護側が最終弁論で「現金提供は投票買収の目的ではなかった」と改めて無罪を主張し、結審した。判決は来年1月21日に言い渡される。

弁護側は最大の争点である現金の趣旨について、「親交の深い広島県議に陣中見舞いや当選祝いとして渡した」と説明。仮に買収の趣旨が認定され有罪となっても、その意図は著しく希薄だったとして、執行猶予が相当だと訴えた。

同県江田島市議に当時の秘書が現金入り封筒を渡した件については、「一切関与していない」と主張した。

現金を受け取った地元議員5人はいずれも起訴されておらず、弁護側は「刑事責任を免れるため検察官に有利な虚偽証言をした疑いがあり、信用できない」と強調。夫で元法相の衆院議員、克行被告(57)との共謀も否定した。

案里被告は最終意見陳述で、「買収はお札で頬を張り飛ばすような下品なことで、断じてしていない」と主張。「正々堂々と戦い当選した自信があった。どうか私を信じていただきたい」と訴えた。

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