安倍氏「桜」めぐり謝罪=国会答弁「事実に反した」―25日に衆参議運委出席

政治・外交

自民党の安倍晋三前首相は24日、後援会主催の「桜を見る会」前夜祭をめぐる問題で不起訴処分となったことを受け、衆院議員会館で記者会見した。開催費の補填(ほてん)分などの政治資金収支報告書不記載について「知らなかったとはいえ、道義的責任を痛感している。深く反省し、心からおわびする」と謝罪。「政治責任は極めて重い」とも明言したが、離党や議員辞職は「初心に立ち返って研さんを重ね、責任を果たしていきたい」と否定した。

安倍氏は25日に衆参両院の議院運営委員会に出席し、首相在任中の国会答弁を訂正。一連の経緯を説明、改めて謝罪する。

安倍氏は在任中の答弁で、前夜祭の開催費を「補填した事実は全くない」と断言。出席者1人当たり5000円の会費についても「後援会としての収入、支出は一切なく、政治資金収支報告書への記載は必要ない」と主張してきた。

これについて、安倍氏は会見で「事務所に幾度も確認し、知る限りの答弁をしたつもりだったが、結果として事実に反するものがあった」と認め、「政治への信頼を損なった。深く深くおわびする」と表明。「国会でも事実関係を説明し、おわびしなければならない」と述べた。

開催費の補填は首相就任翌年の2013年から始めたと明かし、原資は自身の預金から手持ち資金として事務所に預けた中から支出されたと説明した。補填を知った時期に関しては「11月23日に報道され、(秘書に)問いただした」と語り、「それまでは5000円で全て賄っていたと認識していた」と釈明した。

当時、官房長官として事実と異なる答弁を重ねた菅義偉首相に対しても、「私が事務所から聞いたことを前提に答弁するしかなかった。申し訳ない」と陳謝した。安倍氏によると、略式起訴された公設第1秘書は辞職した。

「桜を見る会」をめぐる問題で不起訴処分となり、謝罪する安倍晋三前首相=24日午後、東京・永田町「桜を見る会」をめぐる問題で不起訴処分となり、謝罪する安倍晋三前首相=24日午後、東京・永田町

「桜を見る会」前夜祭をめぐる問題で不起訴処分となり、記者会見する安倍晋三前首相=24日午後、東京・永田町「桜を見る会」前夜祭をめぐる問題で不起訴処分となり、記者会見する安倍晋三前首相=24日午後、東京・永田町

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