東京ディズニー、閉園繰り上げ=外食や小売りも時短―緊急宣言に備え

経済・ビジネス

新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、7日に1都3県に対する緊急事態宣言が再発令されるのを控え、サービス業各社が対応に追われている。東京ディズニーランド(千葉県浦安市)と東京ディズニーシー(同)の閉園時間が繰り上げられ、外食や小売業でも営業時間を短縮する動きが広がる。ただ、昨年来のコロナ禍で飲食店の業績は急速に悪化しており、苦境が一段と深まる恐れがある。

ディズニーランド、シーでは現在、原則午前9時に開園し午後9時に閉園している。8日から31日までの間は閉園時間を午後8時にする。園内にある飲食店での酒類の提供時間は午後7時までとし、隣接する商業施設「イクスピアリ」も午後8時に終了する。サンリオピューロランド(東京)は9日から、閉園を2時間繰り上げ午後5時とする。

商業施設「ルミネ」は7日から当面、1都3県で運営する全15施設について、飲食店を含む全店舗の閉店時間を午後8時に繰り上げる。百貨店も「要請が来れば、それに沿って館内飲食店の閉店時間を繰り上げる」(大手)方向だ。

外食チェーンでも時短営業に協力する動きが広がる。夜間の売り上げが生命線の居酒屋は昨年春に続いて再び苦渋の選択を強いられた形だ。大手のワタミは1都3県にある「和民」などの直営店約140店で8日から時短営業や一時休業に踏み切ると発表した。

居酒屋チェーン「甘太郎」などを展開するコロワイドも一時休業や時短の措置を講じる。すかいらーくホールディングスは政府の要請内容を見極めて検討する方針。牛丼チェーンやファストフード各社は、持ち帰りの扱いなど不明な点が多く、対応を模索している。

居酒屋大手チェーン関係者は「休業した方がましという店も出てくる」とため息をつく。政府が時短要請に応じない店名を公表できるようにする政令改正には「大手を休業補償の対象外とした場合、時短に応じない店を狙い撃ちにするつもりではないか」(外食大手)と憤りの声が上がる。サントリーホールディングスの新浪剛史社長は「事業継続をあきらめて廃業し、失業者も増えるのでは」と懸念する。

新型コロナウイルスの影響で休園し、4カ月ぶりに営業再開した直後の東京ディズニーランド=2020年7月1日、千葉県浦安市新型コロナウイルスの影響で休園し、4カ月ぶりに営業再開した直後の東京ディズニーランド=2020年7月1日、千葉県浦安市

新型コロナウイルス感染拡大が続く中、夜間営業する東京・新橋の飲食店=昨年11月、東京都港区新型コロナウイルス感染拡大が続く中、夜間営業する東京・新橋の飲食店=昨年11月、東京都港区

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