スーパー、「密」回避へ入場制限も=在庫2倍、落ち着いて―緊急事態宣言

経済・ビジネス

緊急事態宣言の再発令を受け、食品スーパー各社は店内の密集を回避するため、混雑状況に応じて入場制限を行う方針だ。対象地域の4都県を営業エリアとするサミットは、昨年4月の前回宣言では客が殺到したため、改めて少人数や短時間での買い物への協力を要請。各社は前回買いだめが起きたカップ麺などの在庫を大幅に積み増しており、野上浩太郎農林水産相も「買い急ぎをせず、落ち着いた購買行動を」と呼び掛けた。

大手スーパーは大半の店で混雑時の入場制限と合わせ、特売やタイムセールを自粛する。ライフコーポレーションは来店客と店舗従業員双方の感染防止に配慮し、9日から首都圏の全121店でチラシ配布も控える。前回宣言では閉店を早めるなどの対応も目立ったが、今回は各社とも通常通りの時間で営業を続ける。

前回の宣言では対象が全国に広がると、紙おむつなどの衛生用品、ミネラルウオーター、カップ麺などが店頭から消え、消費者の不安が高まった。イオンは今回、食料品や衛生用品を中心に物流在庫を通常の2倍確保し、万全の供給体制を整備。ライフコーポレーションは乾麺やレトルト食品など前回品薄に陥った店頭在庫を積み増す。

トイレットペーパーをめぐっては昨年2月ごろ、SNSで「品不足に陥る」との風評が広がり、欠品が相次いだ経緯がある。マスク増産対応などに追われた経済産業省は今回、公式ツイッターで「大手スーパーなどが既に在庫の確保を行っている」と訴えた。

ポスターで混雑緩和への協力などを呼び掛けるライフコーポレーションの店内(同社提供)ポスターで混雑緩和への協力などを呼び掛けるライフコーポレーションの店内(同社提供)

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