震災時小4生が成人式=福島・浪江町、54人が決意

社会

東日本大震災から3月で10年を迎える。東京電力福島第1原発事故により全町に避難指示が出された福島県浪江町では9日、成人式が開かれ、当時小学4年だった54人が参加した。

新成人を代表し、浪江地区出身の吉田あゆみさん(20)が「度重なる苦難の中、ふるさとで成人式を迎えられてうれしく思う。これからは感謝を返していきたい」と決意を語った。

吉田数博町長は「皆さんには素晴らしい才能と輝かしい未来がある。これからも『ふるさと浪江』を見守ってほしい」と式辞を述べた。新型コロナウイルス対策のため、参加者はマスクを着け、間隔を空けて着席した。

請戸小学校出身の松本理奈さん(20)は、宮城県に避難した後も、町内の伝統行事「田植え踊り」の踊り手を務めてきた。「幼なじみと何を話そうかずっと考えていた。コロナで不安もあったが、開催されて本当に良かった」と話した。

マスクを外して記念撮影に臨む新成人=9日午後、福島県浪江町マスクを外して記念撮影に臨む新成人=9日午後、福島県浪江町

新型コロナウイルス感染防止のため、間隔を空けて着席する新成人=9日午後、福島県浪江町新型コロナウイルス感染防止のため、間隔を空けて着席する新成人=9日午後、福島県浪江町

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 社会一般 社会 日本 東北 福島県