共通テスト、第2日程始まる=学習遅れと追試、初日は約1700人
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大学入学共通テストの第2日程が30日、全国で実施された。新型コロナウイルス対策の長期休校による学習遅れに配慮して設けられ、16日からの第1日程を受けられなかった受験生の追試験も行われた。31日までの2日間に全国64カ所の試験場で実施され、対象者は約2500人。
大学入試センターによると、30日の受験者数は、最も多い英語のリーディングで約1700人だった。電車の遅れや運休により2会場で2人の開始時刻を最大69分繰り下げたほか、英語リスニングで1人に機器の不具合による再開テストが実施された。
第2日程を志願したのは718人。校長に学習遅れを認められた現役生に限られ、志願者全体の0.13%にとどまった。一方、コロナ感染や体調不良で第1日程を受けられず、追試に回った受験生は過去最多の1721人だった。
このほか、暴風雪警報が出たため16日の試験がすべて中止となった北海道稚内市の稚内北星学園大などで再試験が行われた。対象者は77人。
コロナ禍を受け、センターは体調不良なら無理せず追試を申請するよう呼び掛け、今年は追試の要件を緩和。従来は、試験を中断した場合、残りの科目は受けられなかったが、受けられるようにした。
第2日程を志願した718人がコロナ感染などで受けられなかった場合の特例追試は、2月13、14日に行う。第2日程を追試として受験した場合は受けられない。
大学入学共通テストは、大学入試センター試験の後継として今年初めて実施。30日は地理歴史・公民と国語、外国語(英語リスニングを含む)、31日は理科と数学が行われる。
大学入学共通テスト第2日程に臨む受験生ら=30日午前、東京都文京区の東京大(代表撮影)
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