後任会長、川淵氏で調整=森氏と会談、前向き―五輪組織委

政治・外交

東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)が辞任する意向を固めたことを受け、後任を組織委評議員で日本サッカー協会相談役の川淵三郎氏(84)とすることで11日、関係者が調整に入った。川淵氏はこの日、森氏と都内で会談して後任を依頼されたことを明らかにし、選ばれた場合と仮定した上で「人生最後の大役ということでベストを尽くしたい」と述べ、前向きな姿勢を示した。川淵氏は大会の選手村村長に決まっている。

会長の選定は組織委の理事会が担う。ただ、2014年1月に発足した組織委会長に森氏が就任した際、人選は政府と東京都、日本オリンピック委員会(JOC)が中心となって調整に当たった。後任会長は7月23日の五輪開幕に向け、新型コロナウイルス感染対策なども踏まえた高度な指導力が求められ、実質的な人選は政府も関与する。

川淵氏はサッカー元日本代表で1964年の東京五輪に出場。Jリーグ初代チェアマンや日本サッカー協会会長を歴任し、指導力には定評がある。自民党幹部は「森氏との関係は良好で、交代もスムーズに進むだろう」と指摘。ただ、高齢でもあり、政府内には「代わり映えがしない。若手か女性が望ましい」(関係者)と慎重な意見もある。また、引責辞任する者が後継を指名するのは極めて異例で、川淵氏の就任に批判の声が上がる可能性もある。

取材に応じる川淵三郎氏=11日午後、千葉市取材に応じる川淵三郎氏=11日午後、千葉市

東京五輪・パラリンピック選手村の村長に就任した川淵三郎氏(右)と東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長=2020年2月3日、東京都中央区東京五輪・パラリンピック選手村の村長に就任した川淵三郎氏(右)と東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長=2020年2月3日、東京都中央区

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