地下鉄サリンから26年=遺族「思い変わらない」―東京

社会

14人が死亡、6000人以上が負傷したオウム真理教による地下鉄サリン事件は、20日で発生から26年を迎えた。現場の一つとなった東京メトロ霞ケ関駅(東京都千代田区)では、遺族の高橋シズヱさん(74)らが犠牲者を追悼。シズヱさんは「26年前と同じ思い。悲しみが薄らぐことはない」と語った。

事件は、1995年3月20日朝に起きた。当時の教団幹部らが同駅を通る3路線の車両内で猛毒サリンが入った袋を傘で突き刺して散布。同駅では、助役でシズヱさんの夫一正さん=当時(50)=と、代々木電車区助役の菱沼恒夫さん=同(51)=が亡くなった。

発生時刻に近い午前8時、駅員13人が黙とうをささげ、霞ケ関駅務管区長の小川喜治さん(57)が献花。シズヱさんは午前10時、献花に訪れ、「年を取り、だんだんエネルギーもなくなってきたので、(一正さんに)心の支えになってほしいと語り掛けてきた」と話した。

オウム真理教による一連の事件では、元代表の松本智津夫元死刑囚=執行時(63)=ら13人の死刑が確定し、2018年7月に刑が執行された。

東京メトロ千代田線の霞ケ関駅事務室に設けられた献花台を訪れた高橋シズヱさん=20日午前、東京都千代田区(代表撮影)東京メトロ千代田線の霞ケ関駅事務室に設けられた献花台を訪れた高橋シズヱさん=20日午前、東京都千代田区(代表撮影)

東京メトロ日比谷線の霞ケ関駅事務室で黙とうする駅員ら=20日午前、東京都千代田区(代表撮影)東京メトロ日比谷線の霞ケ関駅事務室で黙とうする駅員ら=20日午前、東京都千代田区(代表撮影)

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