宮城で震度5強=一時津波注意報、複数けが人―東日本大震災の余震・気象庁

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20日午後6時9分ごろ、宮城県沖を震源とする地震があり、仙台市などで震度5強、福島県南相馬市などで震度5弱の揺れを観測した。気象庁によると、震源の深さは59キロ。地震の規模(マグニチュード=M)は6.9と推定される。

同庁は宮城県に津波注意報を発表したが、明確な津波は観測されず、午後7時半に解除した。半日程度は若干の海面変動が予想されるものの、被害の心配はないという。

同庁の鎌谷紀子地震情報企画官は記者会見し、2月13日に福島県沖で起きた最大震度6強の地震(M7.3)と同様に「(東日本大震災を引き起こした)2011年の東北地方太平洋沖地震(M9.0)の余震と考えられる」と説明。その上で「1週間ぐらいは最大震度5強程度の地震に注意してほしい」と呼び掛けた。東北は21日に大雨の恐れがあり、土砂災害にも注意が必要という。

宮城県内では、70代女性が転倒した家具にぶつかって右肩を負傷し搬送されたほか、90代女性が外れた戸に頭をぶつけてけがをした。同県などによると、沿岸部の複数自治体で一時避難指示が出されたが、すべて解除された。

電力各社によると、東京電力福島第1、第2原発や東北電力女川原発(宮城県)で異常は確認されていない。

地震の影響で、宮城県栗原市で停電が発生したほか、東北新幹線は一部区間で運転を見合わせた。

主な各地の震度は次の通り。

震度5強=宮城県登米市、大崎市、岩沼市、仙台市、石巻市、東松島市

震度5弱=宮城県気仙沼市、栗原市、南三陸町、名取市、角田市、岩手県大船渡市、一関市、福島県田村市、相馬市、南相馬市

震度4=福島市、青森県八戸市、秋田県横手市、山形県天童市、水戸市、栃木県那須町、群馬県邑楽町、さいたま市、千葉市、横浜市、新潟県阿賀町、山梨県忍野村、長野県南牧村。

宮城県沖の最大震度5強の地震について記者会見する気象庁の鎌谷紀子地震情報企画官=20日夜、東京都港区の気象庁宮城県沖の最大震度5強の地震について記者会見する気象庁の鎌谷紀子地震情報企画官=20日夜、東京都港区の気象庁

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