ルネサス、一部半導体の生産停止=工場火災で対策本部

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半導体大手ルネサスエレクトロニクスの那珂工場(茨城県ひたちなか市)で火災があり、同社は20日までに緊急対策本部を設置した。午後9時時点で、最新鋭の工場棟で半導体生産が停止しており、再開のめどは立っていない。世界的に半導体が不足する中、再開が遅れれば、車載用半導体の需給がさらに逼迫(ひっぱく)する恐れがある。

ルネサス広報によると、火災が起きたのは直径300ミリメートルの半導体ウエハーに対応したN3棟と呼ばれる工場棟。自動車の走行を制御する半導体「マイコン」などを生産している。

半導体製造装置で過電流が起き、火災につながったという。N3棟1階にあるクリーンルームの約5%に当たる約600平方メートルが焼けた。N3棟全製造装置の約2%に当たる装置11台も被害を受けた。人的被害はない。N3棟以外の工場棟は稼働中で、出荷を続けている。

那珂工場は自動車向け半導体などを生産する主力工場。火災は19日午前2時47分ごろに発生し、午前8時すぎに鎮火した。那珂工場は2月の福島県沖地震後も一時的に生産を停止した。

ルネサスは「多くの方々に多大なるご心配とご迷惑をお掛けしていることを深くおわびします」とのコメントを発表した。

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