コロナ予備費、95%消化=9.1兆円、透明性に懸念

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政府は23日までに、2020年度の新型コロナウイルス対策予備費のうち計9兆1400億円余りの支出を決め、予算枠の95%を消化した。政府の裁量で機動的に使用できる予備費はコロナ対策の切り札とされ、21年度予算案でも5兆円が計上されている。ただ、国会の審議を経ずに支出できる予備費の巨額計上は、財政の透明性を損なう懸念もある。

政府は20年度第1次・2次補正予算で11兆5000億円に上る巨額のコロナ対策予備費を確保。3次補正で9兆6500億円に減額したが、リーマン・ショック後に計上した予備費(1兆円)をはるかにしのぐ規模だ。

主な使途では、営業時間の短縮要請に応じた飲食店向けの協力金として計3兆円超を支出。中小企業向けの持続化給付金や病床・宿泊療養施設の確保、ワクチン確保といった項目も並ぶ。

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