石炭火力輸出の支援停止へ=国際世論に配慮、方針転換―政府

政治・外交

政府が、民間による石炭火力発電所の輸出に対する支援を全面停止する方向で検討を始めたことが29日、分かった。途上国に日本の高効率な石炭火力を輸出すれば、二酸化炭素(CO2)削減につながるとの考えから、政府はインフラ輸出の柱に位置付けてきた。しかし、地球温暖化対策を強く求める国際世論に配慮し、方針を転換する。

政府はこれまで、石炭火力の輸出について政府系金融機関を通じて低利融資などを実施。国際的な批判により昨年7月、相手国が脱炭素化に取り組んでいる場合に限定するなど要件を厳格化した。今後は、新規案件はすべて支援を見送る方向で検討する。4月下旬に開かれる気候変動の首脳会議(サミット)での表明を目指す。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 環境行政(生物多様性も、統計類も) 日本