全国約880カ所で採火へ=やまゆり園、平和記念公園など―東京パラ聖火リレー

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東京五輪・パラリンピック組織委員会は31日、8月24日のパラリンピック開幕前に行う聖火リレーと聖火フェスティバルの詳細を発表した。8月12~16日に43道府県で採火や施設への聖火訪問、東京への出立を実施。17日から競技会場のある静岡、千葉、埼玉の各県と東京都で採火やリレーを行う。パラリンピックの採火は全国約880の市区町村でそれぞれ独自の手法で行われる。

広島県では広島市の平和記念公園で燃え続ける「平和の灯(ともしび)」から採火。大分県は1964年東京大会で日本選手団団長を務め、「日本パラリンピックの父」と呼ばれる医師の故・中村裕博士が65年に創設した別府市の障害者支援施設「太陽の家」で集火し、出立する。

岩手県は東日本大震災で大きな被害を受けた陸前高田市でガス灯「3.11希望の灯り」から採火。神奈川県では2016年に入所者らの殺傷事件が起きた相模原市の「津久井やまゆり園」で、共に支え合う社会の実現を願って採火する。長野県は長野市内の98年五輪表彰式会場で集火。宮崎県は宮崎市で、数千人の県民が描いた絵を基に映像化した「フェニックス(不死鳥)」から噴き出すデジタルの炎で採火する。

トーチを使った実際の聖火リレーは競技が行われる1都3県のみで実施。パラリンピック発祥地の英国・ストークマンデビルで8月19日に採火した火と47都道府県の火を合わせる集火式を20日夜に東京都で開催し、24日の開会式まで都内を回る。

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