日米豪印と仏、共同海上訓練=連携強化、中国けん制―ベンガル湾
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【ニューデリー時事】インド東方のベンガル湾で5日、海上自衛隊と米国、オーストラリア、インド、フランス海軍による共同訓練「ラ・ペルーズ」が始まった。この訓練へのインドの参加は初めて。3月に初の首脳会談を開いた日米豪印(通称クアッド)は、仏との連携を強めることで、インド太平洋地域への進出を図る中国をけん制したい考えだ。
訓練は仏が主導し、7日まで続く。海自の護衛艦「あけぼの」をはじめ各国から計8隻が参加、対空戦、海上戦などの訓練を行う予定だ。インドメディアによれば、訓練の司令官となる仏強襲揚陸艦「トネール」のアルノー・トランシャン艦長は訓練を前に「共同訓練を通じ相互運用性の強化を目指す」と語った。
仏はインド洋や南太平洋に海外領土を持ち、中国の進出を警戒。今回の訓練の目的について、相互運用性強化のほか「戦略的地域での仏の展開能力の実証」(在印仏大使館)も掲げている。
フランスの強襲揚陸艦「トネール」=2020年8月、ベイルート(AFP時事)
日米豪印による合同海上演習「マラバール」=2020年11月、インド沖(インド海軍提供)(AFP時事)
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