みずほ、障害防止へ人員再増強=危機管理専任も―組織対応甘さ認める・システム問題

経済・ビジネス

みずほフィナンシャルグループ(FG)の坂井辰史社長は5日夕、傘下のみずほ銀行で2月末から相次いで発生したシステム障害をめぐり、東京都内で記者会見した。再発防止のため、システム開発人員の再増強や危機管理の専任担当者を設置すると発表。一連のトラブルをめぐっては「(全容を)把握するのに時間を要した」と組織全体の危機対応の甘さを認めた。

坂井社長は会見で「お客さまに大変なご迷惑、心配をお掛けし、心より深くおわびする」と改めて謝罪した。経営責任については「責任を取る覚悟は日々持っていないといけないという思いは変わっていない」と強調。延期している頭取人事などの実施時期に関しては「適切に判断する」と述べるにとどめた。トラブル発生時には現金自動預払機(ATM)から通帳やキャッシュカードを原則返却する設定に変更した。

今回は中間報告にとどまり、新設した第三者委員会の意見も踏まえ、最終的な再発防止策をまとめる。

同社は、2月末にATMへキャッシュカードや預金通帳が取り込まれたまま、顧客が長時間放置された問題に関し、休日や夜間にカード・通帳取り込みが大量に発生する事態を想定した危機対応シナリオが不足していたと認定。坂井社長は、インターネット交流サイト(SNS)の書き込み増加やコールセンターの問い合わせ急増があったものの、広範な影響が発生していることをすぐに把握できなかったと説明した。

システム障害についての会見で険しい表情を見せるみずほフィナンシャルグループの坂井辰史社長=5日午後、東京・大手町システム障害についての会見で険しい表情を見せるみずほフィナンシャルグループの坂井辰史社長=5日午後、東京・大手町

システム障害について謝罪するみずほフィナンシャルグループの坂井辰史社長(中央)ら=5日午後、東京・大手町システム障害について謝罪するみずほフィナンシャルグループの坂井辰史社長(中央)ら=5日午後、東京・大手町

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