東電社長、福島知事に謝罪=相次ぐ原発不祥事受け

経済・ビジネス

東京電力ホールディングスの小早川智明社長は6日午前、福島県庁で内堀雅雄知事と面会し、テロ対策の不備があった柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)や廃炉作業が続く福島第1原発で相次ぐ不祥事について謝罪した。

内堀知事は「県民に不安や不信感を与えた。極めて重大な問題で、対策に万全を期してほしい」と求めた。小早川社長は「生まれ変わる気持ちで事業を進める」と強調した。

柏崎刈羽原発では、核物質防護設備の一部機能が停止した問題で、原子力規制委員会が核燃料の移動を禁じる是正措置命令を出すことを決めた。福島第1原発では、3号機に設置していた地震計の故障を放置し、最大震度6強を観測した2月の福島県沖地震の波形記録を取ることができなかった。

旧避難指示区域で住民の帰還が進む中、事故から10年を迎えるタイミングで発覚した不祥事に、地元からは「不安と失望を覚えた」(吉田淳大熊町長)などと批判の声が上がっている。

不祥事について内堀雅雄福島県知事に謝罪する東京電力ホールディングスの小早川智明社長(中央)ら=6日午前、同県庁不祥事について内堀雅雄福島県知事に謝罪する東京電力ホールディングスの小早川智明社長(中央)ら=6日午前、同県庁

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