元郵便局長、10億円超詐取か=24年以上、知人ら50人から―長崎

社会

日本郵政グループの日本郵便とゆうちょ銀行は6日、長崎住吉郵便局(長崎市)に勤務していた60代の元男性局長=2019年3月退職=が、知人らに高金利の貯金があるなどと持ち掛け、10億円以上を詐取した疑いがあると発表した。詐取は同局長に就任した1996年から24年以上も続き、被害者は50人以上に上る可能性がある。

郵政グループでは19年にかんぽ生命保険の不正販売問題が発覚、これまでに約3300人が処分された。今年4月1日に約1年9カ月ぶりとなる保険商品の営業を本格再開したばかりだが、新たな不祥事の発覚で信頼回復が一段と遠のきそうだ。

日本郵便の根岸一行常務執行役員は6日の記者会見で「被害者に深くおわびする」と謝罪し、被害額は同社とゆうちょ銀が補償すると表明。警察に告発すると同時に、全容解明へ社内調査を進める方針を示した。

両社によると、元局長は96年3月に就任。同年11月から退職後の21年1月まで、高金利を得られると知人や顧客らに持ち掛け、金銭を不正取得した。今年1月下旬、被害者から「元局長に解約を申し出たが応じてもらえない」とゆうちょ銀に連絡があり、発覚した。

長崎県の元郵便局長が10億円程度を詐取した疑いがあることが分かり、記者会見で頭を下げる日本郵便の根岸一行常務執行役員(中央)ら=6日、東京都千代田区長崎県の元郵便局長が10億円程度を詐取した疑いがあることが分かり、記者会見で頭を下げる日本郵便の根岸一行常務執行役員(中央)ら=6日、東京都千代田区

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