F15改修、見直し検討=予算執行も見送り―防衛省
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長射程ミサイル搭載などの改修が進む航空自衛隊のF15戦闘機について、防衛省が改修内容の見直しを検討していることが7日、関係者への取材で分かった。初期費用が膨らんでいることが理由で、2020年度予算に計上した費用390億円の執行も見送った。
中国が沖縄県・尖閣諸島周辺への海洋進出を強める中、防衛省は南西諸島の防衛力強化のため、F15の改修方針を決定。現行の中期防衛力整備計画(19~23年度)で20機の改修を予定している。
しかし、米側が提示した初期費用が高騰し、一時は当初予定額の3倍に膨らんだ。防衛省は「現行水準では契約できない」として、米側に譲歩を要求。3月の日米防衛相会談でも、岸信夫防衛相がオースティン国防長官に対し減額を求めた。
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