東京、大阪、兵庫に緊急事態=3度目発令へ、22日にも決定―政府

政治・外交

政府は20日、新型コロナウイルス感染拡大が続く東京都、大阪府、兵庫県に緊急事態宣言を発令する方針を固めた。期間は3週間程度とする案が浮上している。22日にも対策本部を開き、決定する。

菅義偉首相は20日、大阪府から宣言発令の要請を受け、首相官邸で記者団に「状況を精査し、対策の中身を検討し、速やかに判断したい」と語った。感染が拡大する東京と兵庫への対応についても「状況を踏まえて判断したい」と述べた。

東京都は22日にも要請する方針。兵庫県も大阪府と足並みをそろえる考えだ。政府は各知事の意向を踏まえ、発令に向けた調整を急ぐ。

一方、首相は、緊急事態宣言を発令しても、東京五輪・パラリンピック開催には影響しないと強調。「安全・安心な大会になるよう政府として全力を挙げていく」と語った。衆院解散・総選挙の判断への影響に関しては「解散についてはいつも申し上げている通りだ」と述べるにとどめた。

首相は20日の衆院本会議で、東京、大阪、兵庫3都府県などの感染拡大に触れ、「強い危機感を持って対応する状況にある」との認識を示した。この後、西村康稔経済再生担当相ら関係閣僚と首相官邸で対応を協議した。

西村氏は記者会見で、関西圏などの医療提供体制が厳しい状況にあると指摘。「必要となれば緊急事態宣言をちゅうちょしてはならない」と訴えた。

緊急事態宣言が発令されれば、昨年4月と今年1月に続き3回目。知事の権限が強化され、飲食店などへの休業要請・命令が可能となる。違反すれば30万円以下の過料を科すことができる。

大阪府による緊急事態宣言発令の要請を受け、取材に応じる菅義偉首相=20日、首相官邸大阪府による緊急事態宣言発令の要請を受け、取材に応じる菅義偉首相=20日、首相官邸

大阪府の新型コロナウイルス対策本部会議で、厳しい表情で会議資料を見る吉村洋文知事=20日午後、大阪市中央区の大阪府庁大阪府の新型コロナウイルス対策本部会議で、厳しい表情で会議資料を見る吉村洋文知事=20日午後、大阪市中央区の大阪府庁

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 政府・内閣 日本 東京都 大阪府 兵庫県