北海道と本州、送電網増強=洋上風力活用へ―経産省案

経済・ビジネス 政治・外交

経済産業省は20日、地域を越えて電力を融通する送電網の増強案を示した。北海道と東北、関東を結ぶ送電網の容量は現在計90万キロワットだが、新たに計800万~1200万キロワットの送電網の整備を検討。洋上風力発電の拡大が期待される北海道と、電力需要の大きい首都圏を結ぶ容量を増やすことで、政府が目指す再生可能エネルギーの主力電源化につなげる狙いだ。

経産省が20日の有識者会議に案を提示した。政府は2040年までに洋上風力の発電容量を最大4500万キロワットにする目標を掲げているが、自然条件が適した地域は北海道や東北、九州に集中。北海道と本州をつなぐ現在の送電網の容量では大量の電力を需要地へ送れず、再エネ拡大の阻害要因となりかねない。

増強案は、太平洋、日本海の両側に海底ケーブル網を設置するなどして北海道と東北、関東をそれぞれ結ぶ構想だ。今後詳細を詰め、22年度中をめどに方針を決定。新設する送電網の運用開始は30年代を想定している。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 電力 資源エネルギー政策 日本