原点に返りトルコ撃破=日本、ディフェンスに自信―車いすバスケットボール〔パラリンピック〕

スポーツ 東京2020

前夜は高さのあるスペインに完敗。車いすバスケットボールの日本男子は、スペインと似たタイプの強豪トルコを相手に原点に立ち返った。「困ったときはディフェンスで勝つ」。京谷和幸ヘッドコーチが志向してきた形を実践した。

3点を追って迎えた第2クオーター。日本はオールコートでプレスをかけた。豊島英主将(WOWOW)らが体を張り、ゴール下への侵入を簡単には許さない。長身の相手エースを9得点に封じ、藤本怜央(SUS)は「自分たちが5年間やってきたディフェンスが本当に通用するんだと実感できた」と胸を張った。

9位だった前回大会後、日本はスピードで海外勢に対抗するスタイルにかじを切った。そして、昨年就任した指揮官が掲げたスローガンは「1.5倍の運動量」。練習からハードワークを続けてきた成果が出て、この日も選手はコート狭しと動き回った。

1次リーグを4勝1敗の2位で突破。スペイン以外は横並びとされていたA組で地力を示した。2年近く国際大会から遠ざかり、対戦国の情報がほとんどない中で迎えた今大会。豊島は「相手の体力を削って勝ち切れていることが、自信につながっている」。初のメダル獲得を目指す上で、自分たちの強みを肌で認識できた意味は大きい。(了)

車いすバスケットボール男子1次リーグ、トルコに勝利した日本=30日、有明アリーナ車いすバスケットボール男子1次リーグ、トルコに勝利した日本=30日、有明アリーナ

車いすバスケットボール男子1次リーグ、トルコ戦でシュートを決める藤本(中央)=30日、有明アリーナ車いすバスケットボール男子1次リーグ、トルコ戦でシュートを決める藤本(中央)=30日、有明アリーナ

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース スポーツ 日本 トルコ パラリンピック 東京五輪・パラリンピック