和田、トラックで集大成=2個目のメダルに達成感―陸上〔パラリンピック〕

スポーツ 東京2020

2016年リオデジャネイロ大会は「勝負にならなかった」と振り返る。あれから5年。44歳となった和田伸也(長瀬産業)が、男子1500メートル(視覚障害T11)で銀メダルを獲得した。5000メートルの銅に続く表彰台に「全部出し切った」と達成感に浸った。

世界新で優勝したブラジル選手がハイペースで飛ばしても惑わされない。2、3番手で自分の走りに徹し、「ラスト300(メートル)に賭けよう」。最後の直線では、ロシア・パラリンピック委員会(RPC)選手との競り合いを「もがき苦しんで」制した。

12年ロンドン大会銅メダリストは、リオでメダルを逃した。18年からは「命の恩人」と感謝する所属先の社長の理解もあり、競技に専念。よりレベルの高い練習環境を求め、今年は実業団チームの中央発條陸上競技部の練習にも参加した。

網膜色素変性症で視力を失い、31歳で競技を始めてからは、多くの市民ランナーに伴走してもらいながら第一線で活躍してきた。トラック種目でのパラリンピック出場は今回が最後と決めており、「いい締めくくりができてよかった」。

決勝進出選手でただ一人の40代は「もう44歳だけど、そんな年になったんだな、と忘れていたぐらい」と笑った。衰え知らずのベテランは、9月5日のマラソンにも出場する。(了)

陸上男子1500メートル(視覚障害T11)決勝で力走する和田伸也(中央)=31日、国立競技場陸上男子1500メートル(視覚障害T11)決勝で力走する和田伸也(中央)=31日、国立競技場

陸上男子1500メートル(視覚障害T11)決勝でゴールする和田伸也(中央)=31日、国立競技場陸上男子1500メートル(視覚障害T11)決勝でゴールする和田伸也(中央)=31日、国立競技場

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