認知度アップへ期待感=ボッチャ、健常者も参加〔パラリンピック〕

スポーツ 東京2020

一般にはまだなじみの薄いボッチャにとって、パラリンピックは認知度を上げる絶好の機会。日本ボッチャ協会の三浦裕子事務局長は「杉村選手の活躍もあって、ツイッターでもボッチャを取り上げていただいている。まず名前を知ってもらうことにつながれば」と期待を込める。

選手約330人を含めた会員登録が1000人弱の協会は「みんなでボッチャ1万人プロジェクト」と銘打ったファン獲得の取り組みに着手している。インターネット交流サイト(SNS)での情報発信、学校の出前授業、各地での体験会などに注力。世界でも珍しいとされる、健常者も参加できる大会「東京カップ」も開催回数を重ねる。「パラリンピック競技からオリンピック競技になるスポーツがあってもいいよね、そこを目指そうよと目標をつくった。健常者も巻き込んで人口を増やしたい」と三浦さんは言う。

ボッチャは障害のあるなしや年齢にかかわらずプレーが可能。共生社会を象徴する競技として理解され始めたこともあり、協会を支援する企業も5年前の2社から15社へ大幅に増えた。

各地の教育委員会などからは障害者理解への一助になるとの期待もあり、東京大会開催が決まった13年以降は学校訪問の機会が増加。協会が今年4月に行った全国調査でボッチャの認知度は約30%だったが、教育現場で接した経験がある10代や20代ではその割合が高く、今後の見通しは明るいという。三浦さんは「重度障害者は外に出る機会がなかなかないが、ボッチャと出合うと社会と関わりができる。競技の面白さだけでなく、社会に役立つスポーツということも伝えていきたい」と力を込めた。(了)

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