国枝、続くライバル物語=熱戦制し「3年後」を約束―車いすテニス〔パラリンピック〕

スポーツ 東京2020

初対決から15年。車いすテニス男子の国枝慎吾(ユニクロ)が、ステファン・ウデ(フランス)とシングルスで顔を合わせた数は60回を超える。日本の第一人者が「彼以上のライバルはこの先もいない」と評した難敵との準々決勝は、期待通りの熱戦になった。

象徴的だったのは第1セット。2―5とリードされて腹を据えた。「セットを取られるのを覚悟してから良くなった」。巧みなロブを交えてつなぐ相手に付き合わず、果敢にバックのダウンザラインを軸に反撃して4ゲームを連取。タイブレークにもつれたが最後は突き放した。ここまでに1時間半近くを要した。

第2セットも奪って決着がつくとハイタッチ。握手をして健闘をたたえ合った。対戦のたびに新境地を披露する世界ランキング6位のウデは50歳。近年は37歳の国枝も若手の突き上げを感じているが、「お互いに進化している」という自負が支えに。だから今もハイレベルな戦いができる。

こんな約束を交わした。「パリで会おう」。3年後は盟友にとって自国開催。好敵手との物語には、まだ続きがありそうだ。(了)

車いすテニス男子シングルス準々決勝でプレーする国枝慎吾=1日、有明テニスの森公園車いすテニス男子シングルス準々決勝でプレーする国枝慎吾=1日、有明テニスの森公園

車いすテニス男子シングルス準々決勝で勝利し、対戦したウデ(左)と健闘をたたえ合う国枝慎吾=1日、有明テニスの森公園車いすテニス男子シングルス準々決勝で勝利し、対戦したウデ(左)と健闘をたたえ合う国枝慎吾=1日、有明テニスの森公園

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