瀬立、不安の予選=カヌー〔パラリンピック〕

スポーツ 東京2020

金メダルに照準を定めた2度目の大舞台で最初のレース。カヌー・スプリント女子カヤックシングル(運動機能障害KL1)の瀬立モニカ(江東区協会)は予選2組4着と振るわなかった。タイムもベストにはほど遠く「ここまで情けないとは思わなかった」。ショックをあらわにした。

2組を実施した予選の出場者は、1着なら直接決勝へ。ほかの選手は準決勝に進む。瀬立は当然トップを狙っていたが、雨が降る中で気温は20度ほどと肌寒く「後半、100メートルすぎから体が動かなくなった」。海外の選手とのレースは久々で「みんな速くなっている」とも率直に感じた。

会場がある東京都江東区の出身。高校1年時に体育の授業中のけがで車いす生活になって以来、東京パラリンピックは「生きる希望だった」と涙ながらに語った。不安の残るスタートから、どこまで表彰台に食らいつけるか。「勝ち切る気持ちを強く持って戦う」と懸命に前を向いた。(了)

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