競泳の鈴木、公言通りメダル5個=成長止めない34歳〔パラリンピック〕

スポーツ 東京2020

34歳で迎えた5度目のパラリンピック。見事な鈴木孝幸(ゴールドウイン)の活躍だった。男子50メートル自由形(運動機能障害S4)で銀メダルに輝き、出場した5種目全てでメダルを獲得。大会前から公言していた目標を実現し、「今までで一番いい大会になった。五輪と同じようにパラリンピックを知り、スポーツとして楽しんでいただけたと思う」と実感を込めた。

今大会最後のレース。スタートの瞬間に滑ってしまい、飛び込みがわずかに遅れた。距離の短い種目では致命的なミス。しかし、諦めなかった。両腕と両脚に欠損があり、長さもそれぞれ違う中で磨いてきたバランスの取れたフォームで、先頭のイスラエル選手を追う。金メダルには及ばなかったが、イタリア選手との競り合いを制して2位。「リカバリーして、ベストを尽くせた。それが37秒台につながった」。充実感があった。

メダルなしに終わった前回大会からの5年間、体幹を中心に肉体面を鍛え直した。「まだまだ成長できるのはうれしい」。高い目標に挑み、過去の自分を超えられることを証明した。

競技以外にも「死ぬまで成長できると思って、いろいろなことに挑戦したい」と思いは尽きない。英国の大学院でスポーツマネジメントなどを研究し、国際パラリンピック委員会(IPC)のアスリート委員にも立候補。今後もパラリンピックへの挑戦を続けるかどうかは「落ち着いてから考えてみたい」と話したが、まだまだ記録を伸ばしていけるはずだ。(了)

競泳男子50メートル自由形(運動機能障害S4)で銀メダルを獲得した鈴木孝幸=2日、東京アクアティクスセンター競泳男子50メートル自由形(運動機能障害S4)で銀メダルを獲得した鈴木孝幸=2日、東京アクアティクスセンター

競泳男子50メートル自由形(運動機能障害S4)決勝を終えた鈴木孝幸=2日、東京アクアティクスセンター競泳男子50メートル自由形(運動機能障害S4)決勝を終えた鈴木孝幸=2日、東京アクアティクスセンター

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