雰囲気にのまれた初舞台=兎沢「心の弱さ出た」=陸上〔パラリンピック〕

スポーツ 東京2020

周囲の期待を背負って臨んだ初のパラリンピック。女子走り幅跳び(義足T63)で、兎沢朋美(富士通)は目指していた5メートル台に遠く及ばない4メートル39。独特の雰囲気にのまれ、「自分の心の弱さが出た。練習でできていたことが、本番で全くできなくなった」と声を詰まらせた。

雨の中で踏み切りが合わず、スタートから連続ファウルの誤算。3回目は安全に跳んで4メートル12とメダル獲得に望みをつないだが、4、5回目もファウルとなった。最後に記録を伸ばしたものの、表情は険しいまま。5メートルを超えた3人のメダリストに、実力差を見せつけられた。

小学5年の時に骨肉腫を発症し、左脚を切断。日体大陸上競技部で本格的に競技を始め、貪欲な姿勢で記録を伸ばしてきた。2019年世界選手権では銅メダル。東京パラの代表入りを決め、夢を現実にした。

今春、数々の五輪選手を輩出してきた名門、富士通陸上競技部にパラ選手として初めて加入した。「たくさんの人に支えてもらい、応援してもらった。悔しいというレベルではなく、申し訳ない」。来年神戸で行われる世界選手権、3年後のパリ大会での巻き返しを誓った。(了)

陸上女子走り幅跳び(義足T63)決勝で跳躍する兎沢朋美=2日、国立競技場陸上女子走り幅跳び(義足T63)決勝で跳躍する兎沢朋美=2日、国立競技場

陸上女子走り幅跳び(義足T63)決勝で跳躍する兎沢朋美=2日、国立競技場陸上女子走り幅跳び(義足T63)決勝で跳躍する兎沢朋美=2日、国立競技場

陸上女子走り幅跳び(義足T63)決勝を終えた兎沢朋美=2日、国立競技場陸上女子走り幅跳び(義足T63)決勝を終えた兎沢朋美=2日、国立競技場

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