河野氏意向、石破氏含み=菅首相不出馬で構図変化―自民総裁選

政治・外交

自民党の河野太郎規制改革担当相(58)は3日、党総裁選(17日告示、29日投開票)に立候補する意向を複数の党所属議員に伝えた。石破茂元幹事長(64)も「全く局面が変わった」と述べ、出馬に意欲をにじませた。菅義偉首相と岸田文雄前政調会長(64)が軸になるとみられていた総裁選の構図は急速に変化しつつある。

河野氏は3日、所属派閥の麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相と財務省で会談。関係者によると、河野氏は出馬したいと伝達し、麻生氏は「分かった」と応じた。また、河野氏は派内外の若手議員らに電話し、出馬に必要な推薦人20人に加わるよう協力を要請した。

この後、東京都内で記者団に「先輩あるいは仲間とじっくり相談し、決めていきたい」と語った。ワクチン担当と総裁選の両立は「問題なくできる」と強調した。

石破氏は石破派メンバーと衆院議員会館で党内情勢を分析。この後、記者団に「全く新しい展開になった。同志とも相談しながら、しかるべき時に結論を出したい」と語った。

先に出馬を断念した下村博文政調会長(67)は「状況が変わった」として再検討に入った。野田聖子幹事長代行(61)は周辺に出馬の意欲を伝えた。

党内で総裁候補の一人と目される小泉進次郎環境相(40)は首相官邸で記者団に「(首相が)やってきたことがしっかり評価されるよう取り組みたい」と述べるにとどめた。竹下派の茂木敏充外相(65)は外務省で「まずグループをまとめることが自分の責任だ」と話した。

総裁選には、これまで岸田氏が出馬を表明。高市早苗前総務相(60)も意欲を示している。岸田氏は都内で記者団に「国民、党員にしっかり向き合って戦うことが何よりも大事だ。構図がどうであっても変わらない」と指摘。高市氏も「出馬の意思は変わらない」と語った。

岸田派以外の6派閥は週明け以降、態度決定に向けた調整を加速する。

記者団の取材に応じる石破茂自民党元幹事長=3日午後、衆院議員会館(代表撮影)記者団の取材に応じる石破茂自民党元幹事長=3日午後、衆院議員会館(代表撮影)

記者団の取材に応じる河野太郎規制改革担当相(右)=3日午後、東京都千代田区記者団の取材に応じる河野太郎規制改革担当相(右)=3日午後、東京都千代田区

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