日本のエース、最後に本領=欠端、メダル導く―ゴールボール女子〔パラリンピック〕

スポーツ 東京2020

ゴールボール女子の3位決定戦。日本の欠端瑛子(セガサミー)は序盤に先制点を決めると、両手の拳を突き上げた。その後も得意コースに回転投げが決まり、計3得点と快勝の原動力に。「もうやるしかないという思いで投げた」。ここまで低迷していたエースが、メダルが懸かった最終戦で本領を発揮した。

父はプロ野球の大洋(現DeNA)で開幕投手を務めるなどした光則さん。現役時代はタフな右腕として知られた。日本は2日の準決勝でトルコに敗れ、心身ともに消耗していたが、欠端は力の限りボールを投げ、声を出し、父譲りの闘志で仲間を鼓舞し続けた。

新型コロナウイルスの影響で国際大会がなくなっても、日本は1年の約3分の2を合宿に費やし、代表チームの連帯感を強めてきた。競技を生活の根幹に据えることで、若手の萩原紀佳(国立障害者リハビリテーションセンター)の急成長にもつながった。

銅メダルに胸を張りつつ、欠端も萩原も「金メダルを目指していたので悔しさはある」と口をそろえる。本当に欲しかった色ではない。だが、そのプライドがある限り、必ず日本が頂点を取り戻す日が来るはずだ。(了)

ゴールボール女子・ブラジルとの3位決定戦、得点し喜ぶ欠端瑛子=3日、千葉・幕張メッセゴールボール女子・ブラジルとの3位決定戦、得点し喜ぶ欠端瑛子=3日、千葉・幕張メッセ

ゴールボール女子・ブラジルとの3位決定戦、ゴールを狙う萩原=3日、千葉・幕張メッセゴールボール女子・ブラジルとの3位決定戦、ゴールを狙う萩原=3日、千葉・幕張メッセ

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