ようやくつかんだメダル=日本、王者英国を撃破―車いすバスケットボール男子〔パラリンピック〕

スポーツ 東京2020

車いすバスケットボールの「強豪国」と堂々と名乗れる。日本男子が準決勝で顔を合わせたのは2018年世界選手権覇者の英国。米国と「2強」と並び称される相手を、真っ向から打ち砕いた。香西宏昭(NO EXCUSE)は「実感が湧いていない」と夢うつつの様子だ。

第1クオーターで最大10点のリードを許したが、途中出場の香西が第2クオーターで流れを変えた。代名詞の3点シュートが日本の反撃の号砲となった。外角からゴールを狙うことで、相手のディフェンスを引き寄せ、手薄になったインサイドに鳥海連志(WOWOW)らがするりと入り込んだ。

香西にとって4度目のパラリンピック。控えに回る機会は増えたが、米イリノイ大やドイツのリーグで磨いたシュート力は健在。「若い選手に負けじと、おじさんも頑張っている」。ベテランと若手が互いに競い合い、過去最高のチームに仕上がった。

試合途中からは体力を消耗しやすいプレスを仕掛けたが、日本の運動量は最後まで落ちなかった。37歳の藤本怜央(SUS)の目から涙が止まらない。「強くなったんだな。長かった…」

1976年トロント大会から連続出場を続け、ようやくつかんだメダル。京谷和幸ヘッドコーチは「あとはやるかやられるかの勝負」。5日の決勝戦で、「最強の米国」の胸を借りる。(了)

車いすバスケットボール男子準決勝でイギリスに勝利した日本=3日、有明アリーナ車いすバスケットボール男子準決勝でイギリスに勝利した日本=3日、有明アリーナ

車いすバスケットボール男子、英国との準決勝で攻め込む鳥海(右)=3日、有明アリーナ車いすバスケットボール男子、英国との準決勝で攻め込む鳥海(右)=3日、有明アリーナ

車いすバスケットボール男子、決勝進出を決めて感極まる藤本(左)=3日、有明アリーナ車いすバスケットボール男子、決勝進出を決めて感極まる藤本(左)=3日、有明アリーナ

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