鈴木、出し切って二つのメダル=一度は引退した34歳―バドミントン〔パラリンピック〕

スポーツ 東京2020

鈴木亜弥子(七十七銀行)は女子シングルス(上肢障害SU5)決勝で宿敵の楊秋霞(中国)に0―2で敗れ、悔しい銀メダルとなった。

この舞台での対戦を見据えて強化してきたフットワークで対抗しようとしたが、巧みに打ち分けられた。終盤は足が止まり、第2ゲームは9―21。「もっとできるかなという部分はあったけど、今の力をコートに出せた」。試合後は静かに振り返った。

先天性の障害で右腕が肩より上に上がらない。小学3年でバドミントンを始め、大学時代にパラに転向。2009年の世界選手権、10年のアジア大会を制し、一度はラケットを置いた。

東京大会での実施が決まって15年に現役復帰したが、約5年間のブランクは大きかった。10分間のランニングで息が切れたことも。34歳はこの大会を目標に一心不乱に練習を積んできた。

伊藤則子(中日新聞社)と組んだダブルスでは3位決定戦を制し、二つのメダルを手にした。「5年間やってきたことがメダルという形になってよかった。(今後は)たぶん引退します」。一つの区切りを迎え、すっきりした表情で語った。(了)

バドミントン女子シングルス(上肢障害SU5)決勝でプレーする鈴木亜弥子=4日、国立代々木競技場バドミントン女子シングルス(上肢障害SU5)決勝でプレーする鈴木亜弥子=4日、国立代々木競技場

バドミントン女子ダブルス(下肢障害SL)―(上肢障害SU)で銅メダルを獲得し、喜ぶ伊藤則子(左)、鈴木亜弥子組=4日、国立代々木競技場バドミントン女子ダブルス(下肢障害SL)―(上肢障害SU)で銅メダルを獲得し、喜ぶ伊藤則子(左)、鈴木亜弥子組=4日、国立代々木競技場

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