二刀流の鉄人、本職も完走=土田、挑戦終えて向上心―マラソン〔パラリンピック〕

スポーツ 東京2020

酷暑のお台場での鉄人レースを終えてから、わずか1週間。トライアスロンに出場した土田和歌子(八千代工業)が、今度は陸上女子マラソン(車いすT54)で雨の降る都心を駆け抜けた。「フィニッシュした姿に何か残せるものがあった」。悔いのない4位だった。

トライアスロンから中6日で、本職のマラソンに向け最優先したのは疲労の回復。序盤から2位集団につけ、中間地点で4位。ハイペースな展開にも遅れず、粘ってメダル争いについていった。終盤の坂で離され16秒差で表彰台を逃したが、「走り終えたことに安堵(あんど)している」と汗を拭った。

一度は離れたマラソンを2019年に再開し、その後はトライアスロンのランとマラソンを掛け合わせた練習を導入。両立する難しさ、過酷さの中に相乗効果を見いだし、二刀流にこだわった。

46歳。今後の競技生活については明言しなかったが、「レベルの高いレースができたというのは、この先、非常に大きな変化になる」と言った。冬季と合わせて8度目のパラリンピックを終えても、向上心は尽きることがない。(了)

陸上女子マラソン(車いすT54)、4位でゴールした土田和歌子=5日、国立競技場陸上女子マラソン(車いすT54)、4位でゴールした土田和歌子=5日、国立競技場

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