「立ち止まらず復興を」=追悼式で犠牲者に祈り―6日、北海道地震3年

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震度7の揺れを観測し、44人が犠牲となった北海道地震の発生から3年となるのを前に、甚大な被害を受けた厚真町で5日、追悼式が行われた。参列した遺族ら約80人が犠牲者に祈りをささげ、復興への誓いを新たにした。

同町では37人の命が失われた。追悼式では黙とうの後、遺族代表として、両親を亡くした中田仁さんが「いまだ山間部に地震の爪痕が残るなど復興は道半ばだが、立ち止まらず、これからの厚真町の復興、発展に努めていきたい」と決意を述べた。宮坂尚市朗町長は「被災者に寄り添い、誰一人取り残さない復旧、復興を目指して、たゆまぬ努力を続けていく」とあいさつした。

新型コロナウイルス感染防止のため、出席者を減らして実施。会場には祭壇と献花台が設けられ、式典の終了後、町民らが献花に訪れた。

式に先立ち、町役場近くの公園では慰霊碑の除幕式が行われた。碑は町内で最も被害の大きかった吉野地区を背にして建てられ、発災時刻の午前3時7分を示す時計の針が刻まれた。脇には犠牲者の氏名を刻んだ石碑が建てられ、遺族らが手を合わせ冥福を祈る姿が見られた。

北海道地震発生から3年となるのを前に行われた追悼式=5日午前、北海道厚真町北海道地震発生から3年となるのを前に行われた追悼式=5日午前、北海道厚真町

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