SBI、新生銀にTOB=敵対的買収に発展も―会長に五味・元金融庁長官推薦

経済・ビジネス

インターネット金融大手のSBIホールディングスは9日、新生銀行に対するTOB(株式公開買い付け)を開始すると発表した。同行に対する出資比率を48%に引き上げ、連結子会社化する方針。役員交代も求め、元金融庁長官の五味広文氏を新たな会長として推薦、同氏の内諾を得たとしている。新生銀は事前に連絡はなかったとしており、敵対的買収に発展する可能性もある。

買い付け額は最大約1164億円。SBIは「新生銀の収益力を高め、(同行の)公的資金返済のめどをつけたい」と強調した。

SBIは、複数の地方銀行に出資し地域経済を後押しする「地銀連合構想」を推進。新生銀を傘下に収めることで、融資やリースなど業務範囲の拡大や顧客基盤の拡充を図り、総合金融としての底上げを目指す。

一方、新生銀は9日、「TOBについて、事前の連絡を受けておらず、当行取締役会の賛同を得たものではない」と発表。検討の上、対応を明らかにする方針を示した。

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