日ベトナム、防衛装備協定に署名=東・南シナ海の航行の自由確認

政治・外交

【ハノイ時事】岸信夫防衛相は11日、訪問先のベトナム・ハノイでファン・バン・ザン国防相と会談し、両国間の防衛協力を一段と強化することで一致した。会談に併せ、山田滝雄駐ベトナム日本大使とホアン・スアン・チエン国防次官が両国間の防衛装備品・技術移転協定に署名した。

日本にとって、米国、フィリピンなどに続く11カ国目の協定署名。今後、艦艇分野を含めた具体的な協力内容を詰める。

岸防衛相は会談で、東・南シナ海での中国による海洋進出の動きを念頭に、「力を背景とした一方的な現状変更の試みや緊張を高めるいかなる行為にも強く反対する」と言明。ザン国防相と航行の自由を確保する重要性を確認し、国連海洋法条約をはじめとした国際法を順守する方針で一致した。

岸防衛相は会談後の記者会見で、今回の協定署名を機に両国の防衛協力が「新たな段階」に入ったと強調。地域と国際社会の平和と安定に貢献するため、多国間協力などでベトナムとの連携を深める方針を示した。

11日、ハノイの国防省で行われた防衛装備品・技術移転協定の署名式に立ち会うファン・バン・ザン国防相(奥左)と岸信夫防衛相(同右)11日、ハノイの国防省で行われた防衛装備品・技術移転協定の署名式に立ち会うファン・バン・ザン国防相(奥左)と岸信夫防衛相(同右)

ハノイの国防省でファン・バン・ザン国防相との会談に臨む岸信夫防衛相(右)=11日、ベトナムハノイの国防省でファン・バン・ザン国防相との会談に臨む岸信夫防衛相(右)=11日、ベトナム

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