「安倍氏のかいらい政権」=野党、岸田新総裁を一斉批判

政治・外交

自民党新総裁に岸田文雄前政調会長が決まったことを受け、野党は29日、「自民党は変われないことを示した」(立憲民主党の枝野幸男代表)などと一斉に批判した。河野太郎規制改革担当相がトップの党員投票結果と異なり、国会議員投票は安倍晋三前首相ら「反河野」の影がちらつく結果とみて、衆院選を前に岸田氏への対決姿勢を強める方針だ。

枝野氏は記者団に「安倍・菅政権の何を否定するのか、明確に示していただくことが必要だ」と強調。特に、安倍氏の経済政策「アベノミクス」への是非を明確にするよう求めた。立民幹部は「岸田氏は安倍氏のかいらいだ。背後霊が見えるので対立軸をつくりやすい」と分析した。

共産党の志位和夫委員長も記者会見で「『安倍・菅直系政治』を選んだ。党の表紙だけ変えても、中身は変わらない」と酷評。「行き詰まった自公政治を終わらせる、政権交代こそ求められている」と訴えた。

国民民主党の玉木雄一郎代表は記者団に「岸田氏が掲げた政治の信頼回復が、安倍氏の影響下でどれだけ実現できるのか厳しく見定めたい」と語った。

安倍・菅政権に「是々非々」路線で対応してきた、日本維新の会の松井一郎代表も大阪市内で記者団に「永田町の常識は世間の非常識。党内の権力争いの中、旧態依然とした体質をさらけ出したのではないか」と距離を置いた。

左から立憲民主党の枝野幸男代表、共産党の志位和夫委員長、国民民主党の玉木雄一郎代表、日本維新の会の松井一郎代表左から立憲民主党の枝野幸男代表、共産党の志位和夫委員長、国民民主党の玉木雄一郎代表、日本維新の会の松井一郎代表

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