19秒前に打ち上げ中止=イプシロン5号機、地上設備に問題―JAXA

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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1日午前、固体燃料ロケット「イプシロン」5号機の打ち上げを予定の約19秒前に中止した。JAXAによると、発射台近くの地上レーダー設備で、不具合が生じたためという。

JAXAは、ロケット本体や搭載衛星に問題はないとしている。新たな打ち上げ予定日は未定。

レーダー設備では、ロケットの位置や速度を監視するが、データに誤った時刻情報が加わる不具合が見つかった。このためロケットの追跡が正常にできない恐れがあるという。

イプシロン5号機は大学や民間企業などの小型衛星9基を搭載。午前9時51分の打ち上げ予定時刻に向け、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所で準備を進めていたが、打ち上げの十数分前に不具合が確認され、復旧しなかったことから、約19秒前に手動で緊急停止した。

不具合のあったレーダー設備は可搬式で、同県・種子島宇宙センターでも使用している。25日に同センターで予定されているH2Aロケット44号機の打ち上げに影響が出る可能性があるという。

打ち上げが直前に中止されたイプシロンロケット5号機=1日午前、鹿児島県・内之浦宇宙空間観測所打ち上げが直前に中止されたイプシロンロケット5号機=1日午前、鹿児島県・内之浦宇宙空間観測所

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