連合会長に芳野氏選出=初の女性、「ガラスの天井破る」

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労働組合の中央組織、連合は6日、東京都内で定期大会を開き、神津里季生会長の後任に芳野友子副会長を選出した。会長交代は6年ぶりで任期は2年。芳野氏は1989年の連合発足以来、初の女性会長となり、女性が働きやすい環境の拡充などで手腕が試される。

定期大会で芳野氏は「(女性の昇進を阻む)ガラスの天井を突き破るチャンスを逃してはならないと思った」と、会長就任を決意した経緯を説明。その上で「安心して働き続けられる環境をどう整備できるか。多くの組合員の声をしっかりと受け止めていく」と抱負を述べた。

会長を補佐する事務局長には日本教職員組合(日教組)中央執行委員長の清水秀行氏が就いた。会長代行には、UAゼンセン会長の松浦昭彦氏と全日本自治団体労働組合(自治労)中央執行委員長の川本淳氏が就任。川本氏は再任となる。

芳野氏はミシンメーカーJUKIの労組出身。2015年から機械・金属の中小メーカーを中心に構成する「ものづくり産業労働組合(JAM)」で副会長を務める。歴代の連合会長は、鉄鋼・造船重機メーカーなどの労組でつくる基幹労連出身の神津氏をはじめ、電機や電力など大手企業の労組出身者が占めており、JAM出身の会長は初めてだ。

芳野 友子氏(よしの・ともこ)84年東京重機工業(現JUKI)入社、15年JAM副会長。55歳。東京都出身。

定期大会であいさつする連合の芳野友子新会長=6日、東京都千代田区(連合提供)定期大会であいさつする連合の芳野友子新会長=6日、東京都千代田区(連合提供)

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