鈴木財務・金融相、地銀再編は「一つの選択肢」=新閣僚インタビュー

政治・外交

鈴木俊一財務相兼金融相は7日、時事通信などのインタビューで、地域金融機関の合併・統合について「経営改革の一つの選択肢」と述べ、再編を促してきた菅義偉前政権の方針を継承する考えを明らかにした。主なやりとりは次の通り。

―菅前首相は地域金融機関の再編を訴えてきたが、継承するか。

地域の金融機関は住民にとって大変重要だが、人口減少で厳しい状況にある。経営改革に時間軸を持って着実に取り組んでもらうことが重要だ。合併・統合は個々の経営判断だが、経営改革の一つの選択肢として考えている。前政権と何ら変わらない。

―みずほ銀行で障害が続発している。

銀行は社会の重要なインフラだ。度重なるシステム障害が起こり、金融サービス提供に支障が生じたことは大変遺憾。検査によるシステム面、ガバナンス(企業統治)面全般の検証を継続しており、結果を踏まえて必要な対応をしたい。

―岸田文雄首相は消費税率を10年程度上げないと発言している。

消費税は社会保障の財源として重要な役割を果たすと考えている。将来の上げ方について、今から何年間やらないということは私の立場では決められない。現に具体的な検討はしていない。

―経済対策の規模感や、補正予算成立のスケジュール感は。

経済対策は必要な施策を積み上げると最終的に規模が決まる。来年は参院選があり、通常国会の延長は難しい。年内に(今年度の)補正予算を成立させ、通常国会では初めから来年度予算の審議に入るのが望ましい。

―2025年度に国・地方の基礎的財政収支を黒字化する政府目標についての考え方は。

財政健全化は非常に大切で、旗はしっかり掲げ続けなければならない。市場の信認維持のためにも健全化の道筋を確かなものにする必要がある。黒字化目標は堅持する。

インタビューに応じる鈴木俊一財務相兼金融相=7日午後、財務省インタビューに応じる鈴木俊一財務相兼金融相=7日午後、財務省

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